耳にフィルター
鳩賀家の人たちには耳にフィルターがついている。自分にとって都合がいい話だけを通すフィルターである。都合が悪いと急に耳が聞こえなくなるのである。だから、記憶も都合がいいものに変わる。自分にとって都合が悪いことは、全て省いた、すこぶる自分にとって都合がいい記憶だけが残るようである。本人たちは矛盾がないようだが、一緒にいると疲れる人たちである。
私はいつも、不思議に思うことが多い。鳩賀家は価値観やノリが違うのだ。話し合うときに、大概、義妹の砲子さんが自分の都合のいい意見に持っていこうとする。そして、
義母の粒子様が「それは自分が損するから嫌だ」とか、「えーそれにするの!」とか言ってまとまらない。
最後は、「まぁ、ええ」と義父が言い出して終わる。まだ、話は終わっていないのにである。
自分の実家では、色々意見を出し合ってお互いに妥協できるところは妥協しあって、一番円満で無難な方法を選んで話し合いが終わることが多い。だから、とても、びっくりするのだ。結論が出ていないままなので、いつも最後どうするのだろうと思うが、きっと砲子さんの意見がほとんど通るのだろうと思う。
それ以外でも、色々びっくりする。鉄子さん以外、誰も、人の話をまともに聞いていないのだ。自分の言いたいことを言っておしまい。相手が喋っていても、平気で聞いていなかったりする。
それから、取扱説明書を読まない。あるとき、扱い方がわからない機械があったので、どうしようということになったとき、みんな適当に触りまくって、やっぱり扱えなくて、飽きて、それでおしまい……ということがあった。「取扱説明書を見ればいいのでは」と思ったが、誰も見ようとはしない。見ると自分がやらなくてはいけなくなるからか面倒くさがりの人たちが多いので、誰も取扱説明書を見ようとしない。豆男さんに不思議に思って確認すると、
「えー、誰も見るわけないよ」と言われてしまった。壊すことはないのだろうかと聞いてみると、
「そしたらそのままにしてほかっておく」と言われてしまった。そのままにしておいて大丈夫なんだろうか??
私はいつも、不思議に思うことが多い。鳩賀家は価値観やノリが違うのだ。話し合うときに、大概、義妹の砲子さんが自分の都合のいい意見に持っていこうとする。そして、
義母の粒子様が「それは自分が損するから嫌だ」とか、「えーそれにするの!」とか言ってまとまらない。
最後は、「まぁ、ええ」と義父が言い出して終わる。まだ、話は終わっていないのにである。
自分の実家では、色々意見を出し合ってお互いに妥協できるところは妥協しあって、一番円満で無難な方法を選んで話し合いが終わることが多い。だから、とても、びっくりするのだ。結論が出ていないままなので、いつも最後どうするのだろうと思うが、きっと砲子さんの意見がほとんど通るのだろうと思う。
それ以外でも、色々びっくりする。鉄子さん以外、誰も、人の話をまともに聞いていないのだ。自分の言いたいことを言っておしまい。相手が喋っていても、平気で聞いていなかったりする。
それから、取扱説明書を読まない。あるとき、扱い方がわからない機械があったので、どうしようということになったとき、みんな適当に触りまくって、やっぱり扱えなくて、飽きて、それでおしまい……ということがあった。「取扱説明書を見ればいいのでは」と思ったが、誰も見ようとはしない。見ると自分がやらなくてはいけなくなるからか面倒くさがりの人たちが多いので、誰も取扱説明書を見ようとしない。豆男さんに不思議に思って確認すると、
「えー、誰も見るわけないよ」と言われてしまった。壊すことはないのだろうかと聞いてみると、
「そしたらそのままにしてほかっておく」と言われてしまった。そのままにしておいて大丈夫なんだろうか??


