けんかの原因
結婚当初は、豆男さんとよくけんかをした。せっかちとのんびり、主観的にしか物事を判断しない性格と客観的にいろんな角度から考えないと気がすまない性格、すぐ忘れる人と変なことをよく覚えている人、考えなしに行動するタイプと慎重すぎてなかなか行動できないタイプ、すぐ怒って人のせいにするタイプと自分の落ち度がなくても自分のせいかもと思ってしまうタイプというように性格も考え方も正反対だったので当たり前だけれど、この頃はお互いにカバーできるところはカバーしあうようになり、あまりけんかをしなくなっていた。(というか、私が諦めただけだけど………。)
ところが今は、私達が喧嘩をするほとんどは、義母の粒子様のことだった。粒子様から電話が掛かってきて用事を押し付けたり、言いたいことだけ言って切られると、喧嘩が始まるのだ。
「何で、自分でやればいいことを私達の休日にわざわざ呼び出してやらせるの。自分は平日におしゃべりしてお出かけして楽しんで、どうしてそのツケが私達にまわってくるのよ」
「知らん、俺だって嫌だ。せっかくの日曜日なのに」
「じゃあ、断ればいいじゃない。粒子様は一度だって私達のために手伝ったりしてくれたことなんてないじゃない」
「だって、言っても聞いてないぞ」
「でも、あなたの親なんだから、あなたがなんとかしてよ」
「何とかできると思うか、あれで………」
「…………」
粒子様の用件のほとんどが普通の主婦なら誰でもやっている家事などを、自分ではやらずに私たちを呼びつけてやらせると言う内容のために、毎回、同じように喧嘩をしてしまう。粒子様宅に行って家に戻ってきてからでも同様である。
そういうことが何度も続いて、二人の仲が悪くなることも度々あった。粒子様は、そんな私達の事情は気づかずに、用事が終わったら機嫌がいいので、その姿を見て余計に腹が立つのである。義母は私たちが思いっきり怒った顔をしていても全然気づかない。その脳天気さが、また、余計にムカついてくるのである。
あるとき、豆男さんと二人で喧嘩の原因の割合を数えてみたことがある。
私たちの喧嘩の原因の、90%以上が粒子様のわがままによるものだった。この数字はこれからどんどん上がってくるのだろうか。
……なんだか怖い……。
ところが今は、私達が喧嘩をするほとんどは、義母の粒子様のことだった。粒子様から電話が掛かってきて用事を押し付けたり、言いたいことだけ言って切られると、喧嘩が始まるのだ。
「何で、自分でやればいいことを私達の休日にわざわざ呼び出してやらせるの。自分は平日におしゃべりしてお出かけして楽しんで、どうしてそのツケが私達にまわってくるのよ」
「知らん、俺だって嫌だ。せっかくの日曜日なのに」
「じゃあ、断ればいいじゃない。粒子様は一度だって私達のために手伝ったりしてくれたことなんてないじゃない」
「だって、言っても聞いてないぞ」
「でも、あなたの親なんだから、あなたがなんとかしてよ」
「何とかできると思うか、あれで………」
「…………」
粒子様の用件のほとんどが普通の主婦なら誰でもやっている家事などを、自分ではやらずに私たちを呼びつけてやらせると言う内容のために、毎回、同じように喧嘩をしてしまう。粒子様宅に行って家に戻ってきてからでも同様である。
そういうことが何度も続いて、二人の仲が悪くなることも度々あった。粒子様は、そんな私達の事情は気づかずに、用事が終わったら機嫌がいいので、その姿を見て余計に腹が立つのである。義母は私たちが思いっきり怒った顔をしていても全然気づかない。その脳天気さが、また、余計にムカついてくるのである。
あるとき、豆男さんと二人で喧嘩の原因の割合を数えてみたことがある。
私たちの喧嘩の原因の、90%以上が粒子様のわがままによるものだった。この数字はこれからどんどん上がってくるのだろうか。
……なんだか怖い……。


