トイレ事件
義母の粒子様は、私に結婚前から,嫌味を言い続けてきた。「自分の家はお金を持っている」「あなたの家と違ってウチはすごいのよ」と、ことあるごとに、嫌みったらしく言っていた。
そんな人が、ある日、「トイレが壊れたのよ〜!!」と言ってわめくような電話を掛けてきた。
豆男さんが行ってみると、豆男さんに「直せ」という。素人なのだから無理だ。しかも、シャワートイレの部品だから下手に触れない場所にもかかわらず、「直せ」という。「業者に頼んだら」と進言したら、
「業 者 に 頼 ん だ ら、 お 金 が か か る じ ゃ な い の」と言った。
あ・ん・な・に・も 「ウチはお金があるから」と私達の結婚式の打ち合わせの時から言い続けた人の口から、そんな言葉が出るのかとびっくりした。確かに、定年退職直後だったけれど、貯金ぐらいあるだろうに。結局、無料で業者に直してもらえて終わったのだった。
けれど、後でわかったことだが、あれほど、「お金があるのよ」「あなたの家と違って」と連発していたにもかかわらず、貯金は少ないようだった。あんなに威張ったのだからかなりの額の貯金がないと納得できない。おまけに、車を所有していなかったのだから、その分、余計に貯金があってもおかしくはないはずだ。
義父の給料は高かったのだろうけど、どうも、粒子様はやりくりが下手すぎて、おまけに趣味のことに使いたい放題使っていたようで、使ってしまったお金で威張られても困る。
「いったい、どこに消えたのでしょうね。お義父さんが一生懸命働いて稼いでくれた高い給料は……???」と豆男さんに聞いてみたけれど、黙ってしまった。
義母のみが知る謎である。日ごろの見栄っ張りなお金の使い方でなんとなくわかる気もするけれど、どうでもいいものを買うのに使ったのだろう。
義母の家の謎となっている場所があって、2階の元の豆男さんの部屋だった場所が日に日に荷物に占領されつつある。それ以外の部屋にも、タンスや戸棚が増えていき、ダンボールが積まれている。その中身は、どうも使わなくなった衣類や子供たちのおもちゃなどで、これらのものにつぎ込んだんだろうか?……と見るたびに思うのである。
そんな人が、ある日、「トイレが壊れたのよ〜!!」と言ってわめくような電話を掛けてきた。
豆男さんが行ってみると、豆男さんに「直せ」という。素人なのだから無理だ。しかも、シャワートイレの部品だから下手に触れない場所にもかかわらず、「直せ」という。「業者に頼んだら」と進言したら、
「業 者 に 頼 ん だ ら、 お 金 が か か る じ ゃ な い の」と言った。
あ・ん・な・に・も 「ウチはお金があるから」と私達の結婚式の打ち合わせの時から言い続けた人の口から、そんな言葉が出るのかとびっくりした。確かに、定年退職直後だったけれど、貯金ぐらいあるだろうに。結局、無料で業者に直してもらえて終わったのだった。
けれど、後でわかったことだが、あれほど、「お金があるのよ」「あなたの家と違って」と連発していたにもかかわらず、貯金は少ないようだった。あんなに威張ったのだからかなりの額の貯金がないと納得できない。おまけに、車を所有していなかったのだから、その分、余計に貯金があってもおかしくはないはずだ。
義父の給料は高かったのだろうけど、どうも、粒子様はやりくりが下手すぎて、おまけに趣味のことに使いたい放題使っていたようで、使ってしまったお金で威張られても困る。
「いったい、どこに消えたのでしょうね。お義父さんが一生懸命働いて稼いでくれた高い給料は……???」と豆男さんに聞いてみたけれど、黙ってしまった。
義母のみが知る謎である。日ごろの見栄っ張りなお金の使い方でなんとなくわかる気もするけれど、どうでもいいものを買うのに使ったのだろう。
義母の家の謎となっている場所があって、2階の元の豆男さんの部屋だった場所が日に日に荷物に占領されつつある。それ以外の部屋にも、タンスや戸棚が増えていき、ダンボールが積まれている。その中身は、どうも使わなくなった衣類や子供たちのおもちゃなどで、これらのものにつぎ込んだんだろうか?……と見るたびに思うのである。


