鳩賀家の事件簿

勝手きままな姑に振り回される嫁のとりとめのない話

電子レンジ

 お墓参りの帰りに自宅に戻ってから、また、「ついでに」と言いだしたので2人で嫌だなという空気が漂ったけれど、義母の粒子様は相変らず空気も読めず気づいていない。電子レンジを古いのと新しいのを入れ替えて置いてほしいと言われて、そんなことは買ってきた時にやったらいいのにと思っていたら、業者に運んでもらって、設置してもらえなかったようだ。「設置してもらったらお金が掛かるから駄目よ」と言って、あれだけ「お金がある」と言っておきながら矛盾すると思いながら、豆男さんは、「重いよなあ」とぶつくさ言っていた。
 もう、用事なんてやりたくないなって思っていたから、顔に出ていた。宿の予約の時にも散々怒りまくっていたのがあったので、その延長でもう関わりたくもないというのが私たちの正直な気持ちだった。なにしろ、「ゴールデンウィークにしないと困る」と言いだしたのは粒子様だ。別の週にしてくれればいいのに、言いだしたら聞かなくて、「この日でないと困る」と何度も言ったたため右往左往していた。自分でやったらいいことも押し付けるばかりで、聞いても判断ができず不手際が続き、関わるとろくな事がないなと裏で2人でぼやいていたから、まだ、こうやって用事を言いつけられるのは嫌だなあ…という空気が豆男さんと私に流れていた。渋々、電子レンジを取り出していた。

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来たらいけないの?

 義母の粒子様と墓参りに行った。苦情を言ってからは、一緒に行くことはあまりなくなっていたのだけれど、粒子様宅に迎えに行ったら、
「あら、来たんですか?」と意外そうに言われた。まるで来ては行けないかのようなその言葉が嫌になり、墓までの車中、ずっと押し黙っていたら、何度か取るに足らない話題を振ってきたけれど、私は黙っていた。
 豆男さんは私の様子に気づいて心配そうに何度もこちらを見ていて、粒子様に返事すらしなかったので、車中は変な空気が漂っていた。

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いいかげんにして

 鳩賀家で旅行に行くことになった。ゴールデンウィークに行くことに勝手に決まっていた。新年会のときに話が出て、その後どうなったかは知らなかった。それから2ヶ月が過ぎた頃、まだ宿が決まっていないことが判明した。義母の粒子様が砲子さんに頼もうとしたようだけれど、2ヶ月間そのままにしておいたらしい。
 そして、豆男さんに相談してきた。あまりのことでびっくりしてしまった。ゴールデンウィークは宿の予約は早目のほうがいい。それなのにそのままほっておいた上、その後始末を豆男さんに押し付けるというずうずうしさに呆れてしまった。

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コメディじゃない!

 このエピソード集をある程度書いたところで、豆男さんに読んでもらった。その間、ゲラゲラ笑っていた。
「そうそう、あった、あった」「そういえばこんな事を言っていた」と、とても楽しそうである。
 この反応は、何だろう? まるで、吉本新喜劇かサザエさんでも見ているようなリアクションだ。
「これは、コメディじゃないよ!」と言ってみたけれど、豆男さんは話を聞きながして、続きを読んでいた。

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そうか社交辞令だったんだな

 義母の粒子様は、挨拶などはとても丁寧だ。だから、それなりに気配りができる人だと最初は思っていた。
 電話で「風邪を引いていませんか」とか、「お体は大丈夫ですか?」と聞いてくれていたのを、真に受けていたけれど、それらはどれも社交辞令だったようだ。
 風邪をひかせても知らん顔、夏バテさせるようなことも平気でさせて、嘘をついてまでごまかしたり、自分が悪いことでも往生際が悪く人のせいにしたり、平気で遅刻したり、人を1時間30分も平気で待たせ、自分のことを棚にあげて他の人が遅刻したら怒り、人を見下すことを平気で口にしていた。

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プロフィール

<strong>はとマメ</strong>

はとマメ

長男の嫁ってなんなんでしょ!?と言う話を綴ってあります。
*登場人物*
鳩賀豆男:優柔不断 義母粒子の言いなり
鳩賀粒子(つぶこ):豆男さんの母親。自己中心的でわがまま、威張ることが好き、家事は苦手、周りに迷惑ばかりかけている
鉄子:豆男の妹 粒子の面倒を何かと見る優しい性格
砲子(ぽうこ):豆男の妹 ちゃっかりした性格のお調子者

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